就活05 ぱおぱお絶体絶命


〜前回までのあらすじ〜
面接中に、あろうことか
(苦手な)大きい犬が足元に来てしまい
気が気でないぱおぱお。

はじめからはこちら→就活01「ぱおぱおと就職氷河期」

とにかく怖い

大きい犬は大人しくしているようだったが
いつ噛まれたり、舐められるかわからない。

とにかくハラハラした。

 

しかし
空気を読んでくれたのか
犬は静かにくつろいでいたため
面接中はわりと落ち着いて
ペラペラ話せた。

面接終盤

志望動機など、メインの質問が終わって
学校の話や趣味など、雑談が始まった頃だった。

キイ〜〜…という小さな音がしたのを
わたしは聞き逃さなかった。

音のする方を見たかったが
面接中によそ見はできない。

ただ、わたしはすぐに察した。

あれは絶対、檻の開いた音だ。

この部屋で「キイ〜〜」なんて音が出るのは
もう一匹の犬がいた、あの檻くらいしかない。

黒くて凶暴そうだから
檻に入れられているのかと思っていたのに
まさか自由に出入りできるとは…!

 

視界の隅で
黒い大きな犬が近づいてきて
テーブルに下に入っていくのが見えた。

ぱおぱおの限界が近づいてきていた。

 

つづく

はじめからはこちら→就活01「ぱおぱおと就職氷河期」

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